AI惣菜だ。
AI関連株を聞くと、大企業の名前だけが並ぶ。そこから一段進むには、テーマを会社名ではなく仕事へ分ける。
AIが増える。サーバーが要る。電気と冷却が要る。工場で部品を増産する。こうして発注先をたどれば、見落としていた日本企業へ届く。
テーマを5つの仕事へ分ける
完成品、部品、製造設備、インフラ、運用サービス。この5つから調べる。たとえばデータセンターなら、建物とサーバーだけでなく、受電、空調、配線、保守へ広げる。
まず図を作り、その後で会社を埋める。検索で最初に出た会社だけを並べるより、主要工程の漏れを減らせる。
最初にAIへ渡す指示
[投資テーマ]について、需要→完成品→部品→設備→インフラ→運用サービスを分解してください。各段階で誰が支払い、何を買うかを書いてください。次に日本の上場企業候補を挙げ、大手と周辺企業の漏れを確認してください。数合わせではなく、製品と需要の接点を説明できる企業を残してください。会社ごとに、利益へ届く条件を書く
「関連している」だけでは比較できない。数量が増えるのか、単価が上がるのか、固定費を上回って利益が増えるのかを分ける。
設備会社なら顧客の増産決定、材料会社なら生産量、保守会社なら稼働設備の増加が入口になる。テーマのニュースと同じ日に、全部の会社の利益が増えるわけではない。
一枚の比較表へまとめる
| 項目 | 残すこと |
|---|---|
| 会社と製品 | 何を売っているか |
| 顧客 | 誰が代金を払うか |
| 需要の変化 | なぜ注文が増えるか |
| 利益の条件 | 数量・単価・費用のどこが動くか |
| 次に見る数字 | 受注・納入・利益率など |
| 判断を変える条件 | 注文延期、値下げ、供給過剰など |
会社の資料で確認できたことと、需要から考えた見通しは欄を分ける。それだけで、次の決算で調べる場所が明確になる。
一度作ったマップを使い続ける
決算が出たら全部を作り直さず、変わった数字と見通しを追記する。新しい製品や取引先が出てきたら、該当する工程へ加える。
AIの出番は、銘柄名を当てる一回きりの質問ではない。資金の流れを描き、会社を比較し、次の決算へつなげる。この作業を短く回すことだ。
