バズったし、暇だし、ちょっとやってみようかな、と思ったのでGeminiにやり方をまとめてもらった。明日からAI(Gemini)使いながら実践してみようかなと思う。労力はかけずにやるのがモットー。
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ストラテジー概要
本ストラテジーは、初期資金100万円をSBI証券の信用取引で最大3倍のレバレッジを活用し、1年間で1000万円に増やすことを目指す攻撃的な手法です。信用取引を使えば自己資金の約3倍まで取引が可能であり、小さな元手でも大きな利益を狙えます 。しかしその反面、損失リスクも拡大するため慎重なリスク管理が不可欠です 。本戦略では以下の方針を取ります:
- 銘柄選択の徹底:値上がり途中の株は追いかけず、業績好調(好決算・上方修正など)や割安株(低PBR・低PER、資産価値が高い株)に限定して投資します。株価純資産倍率(PBR)1倍割れで割安だが業績が過去最高更新見通しという銘柄など、ファンダメンタルが優れ価格に割安感のあるものを狙います 。
- フルレバレッジ活用:委託保証金の約3倍まで資金を投じ、チャンスがあれば信用余力を最大限利用します。ただし1銘柄あたりの投資上限は100万円(=1ロット)とし、1度に複数銘柄へ分散投資することで集中リスクを抑制します。例えば100万円の資金であれば最大約300万円まで建て玉を持てますが 、1銘柄に全力投資せず複数銘柄に100万円ずつ配分します。
- 利益確定基準:1回のトレードあたり最低でも1万円以上の利益獲得を目安とします(手数料や金利負担を考慮し、薄利撤退は極力避ける)。ただし、選定理由が揺るがず高い期待値が維持できる場合は利確せず保有継続し、利益を最大化します。
- 積極的な資産成長目標:100万円を1年で10倍に増やすには月次20~25%程度の利回りが必要です。高いハードルですが、レバレッジ効果と厳選投資によって達成を狙います。下表は22%の月次複利運用を想定した資産増加シミュレーションです(詳細は後述):
| 月数 | 月初資金 | 月利回り(仮定) | 月末資金(概算) |
|---|---|---|---|
| 1月 | ¥1,000,000 | +22% | ¥1,220,000 |
| 3月 | ¥1,815,000 | +22% | ¥2,215,000 |
| 6月 | ¥3,297,000 | +22% | ¥4,023,000 |
| 9月 | ¥5,987,000 | +22% | ¥7,310,000 |
| 12月 | ¥8,911,000 | +22% | ¥10,872,000 |
月次22%の複利運用で資金が推移するイメージ(100万円→約1087万円)。実際は月ごとにばらつきがあるため、平均で20~25%の成長率を目指す。
以上のように、本戦略はファンダメンタル重視の銘柄選定とレバレッジを効かせた積極運用で高リターンを追求します。同時に、綿密な資金管理とリスク管理によって大きなドローダウンや追証を避け、資産曲線を右肩上がりに伸ばすことを重視します。
銘柄選定基準と具体例
この戦略では、売買銘柄の選定が成否を分けるため、以下の基準で厳選します。
- 好業績銘柄:直近の決算で市場予想を上回る増益やサプライズ上方修正を発表した企業。具体的には、四半期決算発表で前年同期比大幅増益となり通期見通しを上方修正した銘柄などを狙います。こうした銘柄は業績改善が株価上昇の原動力となりやすく、発表直後だけでなく中期的にも買われる傾向があります 。 例: リフォーム住宅販売のカチタス(8919)は2025年上期決算で営業利益が前年同期比+32%増と予想超えとなり、通期予想も25%増益に上方修正しました 。併せて配当増額も発表したことで株価は発表直後から大幅続伸しています 。このように業績好調+ポジティブサプライズの銘柄は絶好のエントリー候補です。決算発表直後に飛び乗れれば理想的ですが、上昇が急なら一旦押し目を待ってエントリーするなど、出遅れずかつ無理のないタイミングを狙います。決算シーズンには同様の好材料銘柄を複数リストアップし監視しておきます。
- 割安バリュー銘柄:PBR(株価純資産倍率)やPERが市場平均より低水準で、なおかつ業績や財務に不安のない企業を選びます。特にPBR1倍割れの銘柄は「解散価値より株価が低い」状態であり割安と判断されます 。東京証券取引所も2023年以降、PBR1倍割れ企業に対し資本効率向上策の開示を強く促しており 、自社株買い・増配などの施策で株価が急騰するケースも増えています 。このため、依然PBRが低く放置されている企業は今後テコ入れ策発表→株価見直しというストーリーが期待できます。 選定条件: 「PBR1倍以下」「予想PER10倍以下」「配当利回り3%以上」など複数の割安指標を組み合わせると、有望なバリュー株を絞り込めます 。実際、証券各社のスクリーニングでも「低PERかつ低PBRの好業績株」がよく特集されています 。 例: SBI証券のレポートでは、「PBR1倍割れだが最高業績更新見通し」の11銘柄が紹介されています 。この中には、ニッチ分野で世界シェア製品を持つ**モリト(9837)や、空港施設運営の空港施設(8864)**など、業績拡大中にもかかわらず株価が純資産以下に放置されている企業が含まれます 。こうした銘柄は上場企業全体のPBR上昇機運の中で見直されやすく、中長期保有で大幅な株価上昇が期待できます。
- 資産価値の高い低評価銘柄:実物資産やキャッシュリッチで企業価値に対し株価が安すぎる「資産株」も対象です。具体的には、土地・不動産含み益を多く抱える企業、純現金(ネットキャッシュ)が時価総額の過半を占める企業、保有有価証券の価値が高い持株会社などです。これらは平時は放置されがちですが、企業の自己株買いやM&A、アクティビストの介入などを契機に株価が是正される可能性があります。ただし明確な材料が出るまで停滞するリスクもあるため、単なる「割安」だけで飛びつかず材料の芽があるかも考慮します。
以上のような基準で銘柄候補を洗い出し、常にウォッチリストを更新していきます。具体例としては、上記のモリトや空港施設の他にも、
- PERが一桁台で安定高収益の地方銀行株(例:PBR0.4倍・配当利回り4%超の地方銀行)は、金融緩和縮小や経営改革で見直し余地。
- コングロマリットディスカウントが大きい総合商社株(例:PBR0.7倍前後の商社)は資源高で業績好調かつ大規模自社株買い余地があり注目。
- 成長小型株の出遅れ(例:上方修正したのに一時的な市場悪化で売られたIT企業など)は、地合い回復時に急騰する可能性。
など、多角的に検討します。ただし**「期待できる」と判断できない銘柄は買わない」のが鉄則**です。話題性だけで飛び乗ったり、割安そうだからと業績不振企業に手を出したりしないよう厳格に基準を守ります。
資金管理とロット運用ルール
資金管理面では、「1銘柄=1ロット(最大100万円投入)」という明確なルールで運用します。以下、その具体策です。
- ポジションサイズの統制:どんなに自信のある銘柄でも1銘柄への投入額は100万円までとします。初期資金100万円の場合、信用取引の最大限度いっぱい(約3倍)まで利用すれば3銘柄×各100万円=計300万円まで建て玉を保有可能です 。これにより、一銘柄が不調でも他の銘柄で補える可能性があり、一発のミスで全資金を失うリスクを回避できます。分散効果を出すため、できれば常時2~3銘柄程度に資金を分けて投資し、特定銘柄・セクターに偏らないようにします(ただし無理に分散せず、有望案件の数に応じてポジション数を調整)。
- ロット数と資金の成長:運用開始時は信用余力MAXで3ロット(各100万円)まで同時運用できますが、資金増加に伴いロット運用も段階的に拡大します。例えば資金が200万円に達した時点で同時に最大6銘柄×各100万円(総建玉600万円、信用余力の範囲内)まで分散可能となります。最終的に目標の1000万円に到達した際には、1銘柄100万円上限を維持するなら最大10銘柄に分散できる計算ですが、現実的には有望案件数や管理可能な範囲を考え、ロットあたりの金額を引き上げることも検討します。例えば資金500万円時点で1ロット=200万円に増額し、同時運用銘柄数は抑えるなどの柔軟性を持たせます。ただし常に一銘柄への比率が大きくなりすぎない(全資金の20%程度以内)よう配慮し、大勝負を避けるのが基本です。
- 余力管理:フルレバレッジ運用とはいえ、常に信用余力ゼロまで使い切る必要はありません。チャンスが厳選できなければポジション数を減らし、一時的に信用余力(現金余力)を残すことも重要です。特に相場環境が不透明なときや、ポートフォリオ全体の値動きが同方向になるリスクが高いときは、意図的に建て玉を抑え余力を温存します。これは追証リスクの低減にもつながり、急落時にも冷静に対応できる余地を残す効果があります 。
- 資金拘束期間の意識:信用取引には6ヶ月の返済期限(制度信用の場合)があるため、基本的に短期~中期勝負を想定します。1つの銘柄に資金を長期間縛り付けず、利益が乗った銘柄は適宜利確して資金を回転させます。特にレバレッジ3倍運用時は信用買いの金利負担も無視できないため、長期塩漬けは厳禁です。エントリー時点で「この銘柄は〇ヶ月以内に〇%上昇を狙う」というイメージを持ち、シナリオから外れたら次に資金を振り向ける決断力が求められます。
以上の資金管理ルールにより、「攻めつつも大崩れしない」運用土台を作ります。最大限レバレッジを活用しつつも資金配分と余力に常に目を配り、継戦能力を維持することが1000万円達成への鍵となります。
エントリー・エグジットの判断基準
エントリー(買いエントリー)の基準は、基本的に前述の銘柄選定条件を満たし、かつタイミング的に有利な場合です。具体的な判断ポイントを挙げます。
- 好材料発生直後を狙う:決算発表や上方修正など株価にインパクトを与える材料公表直後にエントリーを検討します。材料の内容を精査し、「これは株価に織り込まれていない好材料だ」と判断できれば即座に飛び乗ります。株価が既に急騰している場合でも、PTS夜間取引を活用すれば業績内容を確認後、その日の夜17:00~23:59に売買することも可能です 。夜間PTSで初動を捉え、翌日の本取引での更なる上昇に備える戦略も有効です。たとえば先述のカチタスのように好決算を出した銘柄は、発表直後の夜間PTSで仕込んでおけば翌日以降の続伸に乗れます。ただし、材料の良し悪しを見誤ると初動高値掴みになりかねないため、発表数値や会社説明を冷静に分析して判断します。
- テクニカルな押し目・出来高増を確認:ファンダメンタルが優れていても、タイミングが悪ければ妙味半減です。できれば株価が直近まで停滞または下落基調だったが材料を機にトレンド転換しつつある場面を狙います。具体的には、好材料発表後に一度利益確定売りで押したタイミングや、長期下降トレンドを上抜けて出来高が増加してきたタイミングがエントリーチャンスです。「上昇途中の株は買わない」という原則通り、既に相当上がってしまった株は見送り、上がり始めor上昇初期段階に入ることを確認してから参入します。チャート上の節目(レジスタンス)突破も有力なシグナルです。例えば割安放置されていた株が株主還元策発表を機に出来高急増・株価急伸し始めたら、それは市場の評価再設定が始まったサインと言え、追随を検討します。
- リスクリワードを計算:エントリー前に利益目標と損失許容ラインを明確化します。例えば「この銘柄は最低でも株価◯円(○%上昇)までは狙える、しかし▲円まで下がったらシナリオ崩れ」といった具合です。見込み上昇幅に対して許容下落幅が小さい(リスクリワードが良い)ケースのみエントリーします。これは事前に損切りラインを決めることにもつながり、後述のロスカット徹底とセットで重要なプロセスです。
次にエグジット(売却・利確もしくは損切り)の基準です。
- 最低利益目標達成で一部/全利確:1回のトレード利益1万円(=初期資金比+1%)はあくまで最低ラインです。このラインを超えたら、状況に応じて一部または全株を利益確定します。特に短期急騰して割安感が薄れた場合や、材料出尽くし感が出た場合には欲張らず確実に利確します。例えば決算サプライズで20%急騰した後、更に上値を追うには新たな材料が必要と判断すれば、その時点で利益確定します。一方、中長期で見てなお割安と判断できる場合(例:上方修正後も来期以降成長余地が大きいなど)は利食いせずホールド継続します。その際も含み益が大きく膨らんだら一部売却で元本回収し、残りは「タダ株」にして伸ばすなどリスクフリーの状態を作る工夫も検討します。
- トレailingストップの活用:含み益を伸ばす局面では、逆指値によるトレーリングストップを活用します。例えば株価が順調に上昇している間はホールドし、もし一定幅(例えば5%)下落したら自動売却という逆指値を入れておけば、利益を確保しつつ上値追いが可能です 。SBI証券では「〇〇円まで下がったら売り」といった逆指値注文が可能で、下落時の損失拡大を防ぐ有効な手段です 。これにより「もっと上がるかも」と欲をかきすぎて利益を溶かすリスクを抑止します。
- シナリオ崩れ・悪材料出現で即撤退:購入後に業績悪化の兆候やネガティブニュースが出た場合、たとえ含み益があっても迷わず一旦手仕舞いします。特に信用取引では「現引きして長期保有」といった選択肢もありますが、本戦略の目的から外れるため基本は行いません。常にフレキシブルに資金を動かすことを優先し、「予定が狂ったら即撤退」の姿勢を徹底します。
エントリーとエグジットの判断には機械的ルールと裁量のバランスが重要です。利確・損切りラインなど機械的な基準を設けつつ、市場環境や銘柄材料の質を見極めて柔軟に対応します。この判断力を磨くため、日々マーケットニュースに目を通し、保有銘柄・監視銘柄の情報は逐一チェックします。特に決算短信や適時開示の内容は詳細まで確認し、計画修正やリスク情報も見逃さないようにします。
月次の想定トレード頻度と利回りシミュレーション
トレード頻度は、市場環境や材料出現頻度によって変動しますが、月平均で5~10回程度のエントリーを想定します。基本的には「厳選した好機のみエントリー」ですから、毎日頻繁に売買するわけではありません。しかし、四半期決算シーズンなどチャンスが集中する月は週2~3回と積極的にトレードし、逆に材料難の月は無理に動かず静観する柔軟性を持ちます。
- 決算発表集中月の想定:日本株の場合、4月下旬~5月中旬(本決算・新年度見通し)、7月下旬~8月中旬(1Q決算)、10月下旬~11月中旬(中間決算)、1月下旬~2月中旬(3Q決算)が好業績銘柄発掘の書き入れ時です。この時期は1~2週間で複数の有望銘柄にエントリー→短期売却を繰り返すチャンスがあり、月に10回前後のトレードも見込まれます。逆に3月や9月など決算端境期は材料が少なく、テーマ株や外部要因(政策・イベント)次第となるため、焦ってポジションを増やさないよう注意します。
- 平均利回りシミュレーション:目標の1000万円を達成するには、単純計算で**元本の10倍(+900%)のリターンが必要です。月ベースに均せば月利+20~25%**に相当します。以下に月次リターン22%を仮定したシミュレーションを示します。
| 月 | 始値(万円) | 月利 +22% | 月末(万円) |
|---|---|---|---|
| 1月 | 100万円 | +22万円 | 122万円 |
| 2月 | 122万円 | +27万円 | 149万円 |
| 3月 | 149万円 | +33万円 | 182万円 |
| 4月 | 182万円 | +40万円 | 222万円 |
| 5月 | 222万円 | +49万円 | 271万円 |
| 6月 | 271万円 | +60万円 | 331万円 |
| 7月 | 331万円 | +73万円 | 404万円 |
| 8月 | 404万円 | +89万円 | 493万円 |
| 9月 | 493万円 | +108万円 | 601万円 |
| 10月 | 601万円 | +132万円 | 733万円 |
| 11月 | 733万円 | +161万円 | 894万円 |
| 12月 | 894万円 | +197万円 | 1,091万円 |
- →12ヶ月で約1091万円(約+991万円)となり目標を達成。実際には相場変動により月毎の利回りはぶれますが、平均で2割超の利益を積み上げるイメージです。
- トレード1回あたりの利益目安:月に5~10回の取引で月+20%以上を得るには、1トレード当たり平均5~10%程度の利益が必要です。例えば、信用フル活用で3銘柄同時保有し各+5%の利確に成功すれば、それだけで元本比+15%になります。あるいは、月に数回10~20%の大きな利益を取れる銘柄を当てれば、他の小幅利益と合わせて目標利回りに届く計算です。実際には損切りも発生するため、勝率と利益率のバランスを考慮します。勝率を高めつつ一部トレードで大きめの利益を狙うことで、トータルで月20%超を目指します。
- 複利運用の威力:上記シミュレーションの通り、利益は再投資して複利で増やしていきます。資金が増えるほど1回のトレードで得られる金額も増大し、後半になるほど資産カーブが急角度になります【32†】。例えば資産が倍増して200万円になれば、同じ+5%の利益でも10万円となり、初期より2倍の金額を稼げます。序盤は慎重に資金を減らさず増やすこと、中盤以降は増えた元本をフルに活かして利益額を加速させることが大切です。
以上より、月次では平均5~10回のトレードと平均20%強のリターンが必要であることが分かります。ハードルは高いですが、好機を的確に捉えレバレッジを利かせることで実現可能な数字です。常に月ベース・週ベースの目標を意識しつつ、計画的にトレード回数と利益率を積み重ねることが1000万円達成への道筋となります。
リスク管理とロスカット基準
攻めの姿勢と同等以上に**守り(リスク管理)は重要です。信用取引は大きな利益が狙える反面、自己資金以上の損失リスクや追証(追加保証金)**といった危険も孕んでいます 。以下、具体的なリスク管理策を示します。
- 損切りルールの厳守:各トレードには必ず損切りラインを設定し、それを厳守します 。例えばエントリー価格から5%下落したらロスカットする、といった基準を事前に決めます。損失許容幅は銘柄のボラティリティにもよりますが、一般的には5~7%程度に設定し、最大でも10%以内に収めます。これにより1銘柄あたりの損失は最大10万円(元本の10%)に限定されます。3銘柄同時保有でも、一度に全て損切りとなる最悪ケースで**-30%程度**に抑えられ、致命傷を回避できます。損切りラインに達した際は迷いなく即座に売却し、それ以上の損失拡大を防ぎます 。「躊躇なく損切り、粘り強く利乗せ」をモットーに、損小利大を徹底します。
- ポジション管理と追証回避:信用取引では常に委託保証金維持率をモニタリングし、安全域を保つ必要があります 。証券会社が定める維持率基準(多くは30%)を下回ると追証が発生し、追加保証金の入金か強制決済が必要になります 。これを防ぐため、本戦略では維持率30~40%以上を常に維持することを目安とします。具体的には、必要証拠金の1.5~2倍の余裕資金を常に口座に置いておくと安全と言われます 。従ってフルレバレッジ運用時でも、相場急落に耐えられるよう可能な範囲で追加の余裕資金を入れておくことが望ましいでしょう。また、ナンピン買いの禁止も厳守します。 一つの銘柄が下落した際に買い増しして平均買付単価を下げようとする行為(二階建て)は、下落が止まらない場合に維持率悪化が雪だるま式に進み破滅的損失を招くため絶対に避けます 。常にポジションごとの損失を限定し、追加資金投入を強いられる状況を作らないことが大前提です。
- メンタルとルールの徹底:リスク管理上、ルールを破ること自体が最大のリスクです。含み損を抱えて「あと少し待てば戻るかも」と損切りを渋る心理や、「負けを取り返そう」とポジションサイズを大きくする衝動に打ち克つ必要があります。これには機械的ルールの明文化と日々のセルフモニタリングが有効です。トレード日誌を付けてエントリー理由・損切り理由を記録し、後から客観視することで改善につなげます。また、SBI証券のツールを活用して価格アラートやメール通知を設定し、感情的判断に頼らず客観的なシグナルで行動できる環境を整えます 。特に逆指値注文による自動ロスカットは、迷いを排除する上で有効です。**「資金を守ることが第一」**との認識を常に持ち、目先の利益よりもルール順守を優先する姿勢を貫きます。
- 外部リスクへの備え:個別株のリスク管理に加え、市場全体の急変リスクにも注意します。例えば急激な相場急落(暴落)時には、個別の良し悪しに関わらず強制的に株が売られ含み益が一夜で消える可能性もあります。そのため、全体相場のトレンドにも目を配り、不穏な兆し(急激な円高・金利変動・地政学リスクなど)がある場合はポジションを縮小して様子を見るなど機動的にリスク量を調整します。また、決算持ち越しの慎重判断も重要です。決算またぎでギャンブル的に利益を狙うと予想外の悪決算で大きく下落するリスクがあるため、よほど自信がある場合以外は決算前に一旦ポジションを落とすかヘッジするなど、イベントリスク管理も徹底します。
以上のリスク管理策により、**「最悪の事態でも生き残る」**ことを目指します。信用取引では、損失が膨らむ前に手を打つことが何より重要です 。資産を10倍にするにはある程度のリスクテイクは避けられませんが、破滅的リスクだけは常に回避する––この意識を持って日々のトレードに臨みます。
利用すべきSBI証券のツール・サービス
SBI証券は本戦略の実行に役立つ多彩なツールやサービスを提供しています。以下、活用すべき主な機能とその用途です。
- HYPER SBI 2(ハイパーSBI2):SBI証券提供の高機能トレーディングツールです。リアルタイム株価、歩み値、板情報、チャート分析、ニュース配信などトレードに必要な機能が一体化されています。マルチ画面レイアウトを保存できるので 、例えば「監視銘柄一覧+個別チャート+ニュース+発注パネル」をレイアウト登録しておけばワンクリックで監視環境を整えられます。ハイパーSBI2上で逆指値やOCO注文といった高度注文も可能なので、利確・損切りの自動発注設定にも活用します 。またPTS夜間取引の板発注にも対応しているため、好材料銘柄を夜間にいち早く仕込む際にも役立ちます。高速発注と情報収集を両立するハイパーSBI2は、本戦略の中枢ツールと言えます。
- 銘柄スクリーニング:SBI証券のウェブサイト上にはRefinitiv社提供のスクリーニングツールがあり、細かな条件で国内株を検索できます 。例えば「PER○倍以下」「PBR○倍以下」「配当利回り○%以上」「今期増益予想」等の条件を組み合わせて検索すれば、戦略条件に合致する銘柄候補を網羅的に洗い出せます 。このツールを使って定期的に割安好業績株リストを更新し、新たな銘柄発掘に繋げます。また、スクリーニング結果はCSV出力してエクセルで管理することも可能なので、独自にスコアリングして優先度付けするなど発展的な分析もできます。
- 決算・適時開示情報サービス:SBI証券では決算スケジュールや適時開示速報を提供しています。特に「決算速報メール」サービスに登録しておけば、自分のウォッチ銘柄の決算や上方修正情報が出た際に即座に通知を受け取れます。さらに、決算短信の要点や会社発表資料もSBIのサイト経由で素早く閲覧可能です。「決算マイページ」機能では、自分の関心銘柄の開示情報を一括管理できるため、決算シーズンに見落としなく情報を収集できます。加えて、SBI証券の投資情報メディアにはアナリストレポートやスクリーニング特集(例:「PBR1倍割れ割安銘柄○選」)が頻繁に掲載されます 。これらも参考にすることで、プロの視点を取り入れた銘柄選定が可能です。
- PTS夜間取引:前述の通り、SBI証券は私設取引システム(PTS)を通じて夜間取引が可能です。多くの企業は15:30以降に決算発表等を行うため、SBI証券のPTSを使えば当日17:00~23:59のナイトセッションで材料を織り込んだ売買ができます 。これは翌日の寄り付き前にポジションを取れることを意味し、好材料の初動を捉える上で大きなアドバンテージです 。本戦略では重要イベント時にPTSを積極活用し、「夜の間に仕込んで翌日朝のギャップアップで利確」といったムーブも狙います。逆に悪材料時にはPTS夜間で早めに損切りしておくことで、翌日の大幅安リスクを回避できる場合もあります。PTS取引手数料は通常の国内株と同じですので、遠慮なくフル活用します。
- 信用取引口座ツール:SBI証券の口座画面では、リアルタイムの建玉評価損益や保証金維持率、必要追加入金額などが確認できます。維持率が一定水準を下回ると警告表示も出ます。これらを随時チェックし、必要なら早めに入金手続きを行います。SBIは入金もリアルタイム入金サービスで即時反映できるため、追証が発生しそうな局面でも迅速に対処可能です。ただし極力そうならないよう、口座管理画面で常にリスク状況を把握し、危険信号が出る前に手仕舞いや資金追加の判断をします。
- スマホアプリ「SBI証券 株アプリ」:外出中でも取引や情報収集ができるよう、スマホ用アプリも活用します。SBIの株アプリでは板発注やチャート表示、ニュース閲覧はもちろん、価格アラート通知も設定できます。指定株価に到達したらスマホにプッシュ通知を出す設定を入れておけば、逆指値ヒット目前や監視株急騰の際に見逃す心配が減ります。PC前に張り付けない時でも機動的に発注対応できるよう、スマホ環境も整備しておきます。
- その他サービス:SBI証券は業界トップクラスの手数料の安さを誇ります。現物・信用取引手数料は2019年以降実質無料化(一定の条件で実質キャッシュバック)されており 、短期売買を繰り返してもコスト負担は軽微です。また、信用取引の金利(買方金利)も比較的低く抑えられています。さらに貸株サービス等を利用すれば、保有中の株式でわずかでも金利収入を得ることもできます。本戦略では細かい点ですが、こうしたコスト面の有利さもフルに享受してトータルリターンの向上に繋げます。
総じて、SBI証券の充実した取引インフラをフル活用することで、本戦略の成功確率を高めます。高速ツールによるチャンス捕捉、優れた情報ツールによる銘柄発掘とリスク管理、低コスト環境による利益最大化——これらが組み合わさり、1000万円への道程を力強く後押ししてくれるでしょう。
以上、初期資金100万円を信用取引で1年で1000万円にするための戦略を概要→銘柄選定→資金管理→売買判断→シミュレーション→リスク管理→SBIツールの順で詳細に述べました。極めてチャレンジングな目標ですが、定めたルールのもと攻めと守りを両立させれば実現可能性は十分あります。最後に、本戦略を実行する際は常に「大損しないこと」を最優先に、計画と感情を切り離したトレードを心掛けてください。幸運を祈ります。
参考資料:信用取引の基礎・リスク 、割安好業績銘柄の選定 、上方修正銘柄の例 、保証金維持率と追証基準 、PTS夜間取引の活用 、逆指値注文によるストップロス など.
