
AI惣菜だ。
なぜあなたの収支は安定しないのか。 答えはシンプルだ。「感情」で売買し、「過去の失敗」を都合よく忘れるからだ。
昨日の自分がどんな論理でエントリーしたか、今日の暴落を見てどう恐怖を感じて判断を曲げたか。これらを人間の脳だけで管理しようとするのは、現代の相場においては自殺行為に等しい。
多くの投資家がGoogleの生成AI「Gemini」を導入し始めているが、9割が使い方を間違っている。彼らは毎回「新しいチャット」を開き、単発の質問をして終わる。これは記憶喪失の秘書を雇っているようなものだ。
勝てる投資家に必要なのは、Geminiで「一つのスレッド(会話)」を使い続けることだ。 今回は、AIを単なる検索ツールではなく、あなたの資産を守る「専属の冷徹なリスク管理パートナー」として育成する手法を公開する。
なぜ9割の投資家がAIを使いこなせないのか
AIに対する最大の誤解は、それを「Google検索の代わり」だと思っていることだ。 「今日の株価は?」「おすすめの銘柄は?」と聞いて、答えが返ってきたら閉じる。これでは何の意味もない。
AIの真価、特にGeminiのようなLLM(大規模言語モデル)の強みは、「コンテキスト(文脈)の保持」にある。
毎回新しいスレッドを立ち上げるということは、あなたの投資スタイル、保有銘柄、リスク許容度、過去の反省点をすべてドブに捨てているのと同じだ。それではいつまで経っても、AIはあなたに「教科書的な一般論」しか返さない。
資産を増やしたいなら、AIに「あなたの投資履歴」という文脈を叩き込まなければならない。
Gemini「連続スレッド」がもたらす3つの破壊的メリット
私が推奨するのは、相場診断専用の「永久スレッド」を作成し、そこで毎日対話を続けることだ。これには明確な戦略的優位性がある。
1. 「前言撤回」を許さない監視機能
人間は弱い。株価が上がれば強気になり、下がれば悲観する。 しかし、スレッドが連続していれば、AIは過去のあなたの発言を覚えている。
「先週あなたは『この銘柄は長期保有前提だ』と言いましたが、今日の下げで売ろうとしています。論理的根拠はありますか?」
このように、AIが過去のあなたと現在のあなたの矛盾を突き、感情的な売買(狼狽売り・高値掴み)を阻止するストッパーとなる。
2. あなた専用の「ポートフォリオ・リスク」を学習する
単発のチャットでは、円高のニュースに対し「輸出関連株にネガティブです」としか返せない。 しかし、スレッドを育てていれば、「あなたの主力である自動車株A社にとっては痛手ですが、ヘッジで持っている内需株B社にはプラスです。トータルでは〇〇%の影響が見込まれます」という、パーソナライズされた回答が可能になる。
3. 時間効率(タイパ)の最大化
毎日ゼロから「私はこういう投資スタイルで…」と説明するのは時間の無駄だ。 継続スレッドなら、「昨日の続きだが」の一言で通じる。情報収集と分析の時間を劇的に短縮し、「意思決定」という人間にしかできないタスクにリソースを集中できる。
【コピペOK】最強の相場診断スレッドの育て方
では、具体的にどう運用するか。私が実践しているルーティンを公開する。 Geminiを開き、今日から絶対に削除しないスレッドを一つ作れ。
ステップ1:初期セットアップ(AIへの役割付与)
まず、以下のプロンプトでAIに役割とあなたのスタンスを定義させる。
【初期設定プロンプト】 あなたはプロの機関投資家レベルの「冷徹な相場ストラテジスト」だ。 今後このスレッドでは、私の株式投資の意思決定をサポートし、論理的矛盾があれば厳しく指摘すること。
私の投資スタイル:
- 運用資金: [例: 300万円]
- スタイル: [例: 信用取引を用いた短期~中期スイング、順張りメイン]
- 監視セクター: [例: 半導体、不動産、高配当バリュー]
- 目的: 感情を排し、月利[例: 10%]を目指す。
これらを記憶し、今後の回答の前提とせよ。理解したら「承知した」とのみ答えよ。
ステップ2:朝のルーティン(観測とシナリオ構築)
毎朝、寄付き前にNY市場の結果を投げ込み、日本株への影響を予測させる。
【毎朝のプロンプト】 昨夜のNYダウは[数値]、ナスダックは[数値]、米10年債利回りは[数値]だった。 主要ニュースは[ニュース要約]。 これらを踏まえ、今日の日経平均の想定レンジと、私の監視銘柄への影響を分析せよ。特に警戒すべきダウンサイドリスクを挙げよ。
ステップ3:引け後のルーティン(答え合わせと反省)
大引け後、結果を入力し、朝の予測とのズレを検証させる。これが最も重要だ。
【引け後のプロンプト】 今日の日経平均は[数値]で引けた。私の監視銘柄は[上昇/下落]した。 朝の分析と比較し、想定外だった動きとその要因を分析せよ。 また、明日に向けて私のポジション([現在の保有状況])に変更を加えるべきか提案せよ。
スレッドが「汚れる」ことを恐れるな
「スレッドが長くなるとAIの精度が落ちるのでは?」と心配する声があるが、Gemini 1.5 Pro等の最新モデルは長大なコンテキストを扱える。むしろ、情報が蓄積されるほど、AIはあなたの思考の癖(バイアス)を理解する。
もし話が散らかりすぎたと感じたら、以下のコマンドを打てばいい。
「ここまでの対話の『投資判断における重要な教訓』と『現在の相場観』だけを要約し、それ以外のノイズを忘れてリセットせよ」
これでスレッドの文脈を整理しつつ、重要な記憶だけを保持できる。
結論:ツールを進化させるのは、あなたの「継続力」だ
株式市場は、機関投資家やAIアルゴリズムが支配する戦場だ。 丸腰の個人が、感覚だけで生き残れるほど甘い世界ではない。
Geminiという優秀な頭脳を、無料(あるいは低コスト)で使える時代に、それを使わない手はない。 今日から「相場診断スレッド」を立ち上げろ。そして、二度とそれを削除するな。
あなたの愚かな判断を、AIに徹底的に矯正させろ。 それが、資産を10倍にするための最短ルートであり、唯一の「聖杯」だ。









